トイレの水道代を節約!5つの節水方法やチェックポイントを徹底解説!

トイレ 水道代水道代の節約

生活していく上で必要不可欠なトイレですが、そこにかかる水道代が気になっている方もいると思います。

しかし、気になっていても

  • そもそもどれくらいトイレに水道代がかかっているか分からない…
  • 必要なものだから節約できないんじゃないの?
  • 簡単にできる節約術があればうれしいけれど、そんなのあるの?

などの疑問があって、トイレにかかる水道代の節約を諦めている方も多いのではないでしょうか。

そこで、このページではトイレにかかる水道代の目安や余計な水道代がかかる原因、おすすめな節約術などについて解説します。

これを読めば、節約できないと思っていたトイレにかかる水道代を見直せるようになりますよ!

【意外と高い?】トイレにかかる水道代に注目してみよう!

トイレの一般的な水道料金

まずは、トイレにかかっている水道代について注目してみましょう。

1回流すごとや年間にかかる水道代を把握しておくことで、どうやって節約していけばいいかが分かるようになります。

すぐに読み終えられるので、早速確認していきましょう!

トイレにかかる水道代の目安

トイレ1回に使う水道量は「大」で8L、「小」で6L

トイレを1回流すのに使う水道量は、平均で「大」が8L、「小」が6Lです。

しかし、トイレに使う水道量は、トイレ自体の性能にかなり左右されており、古い型と最新型では大きく異なります。

  • 1970~80年代のトイレ:13L
  • 1990年代のトイレ:10L→8L
  • 2000年代のトイレ:6L→4.8L
  • 2010年代以降のトイレ:3.8L

この水道使用量はすべて「大」1回あたりのもので比較しました。

以上からも分かるように、古い型と最新型とでは、3倍以上も変わるので驚きですね。

節水型はタンクレス・ふちなしが主流

自宅のトイレが古い型なのか、新しい型なのかを見分ける簡単な方法が、タンクとふちの有無です。節水ができる新しい型のトイレは、ほとんどのものがタンクとふちをなくして、少ない水でも洗浄できるようになっています。気になった方は、確認してみてくださいね。

年間のトイレの水道代は約3,000円

1回トイレを流すごとに、「大」なら1.9円、「小」なら1.4円ほどかかっています。

そのため、年間のトイレにかかる水道代は約3,000円です。

これは、一人当たりにかかる金額なので、4人家族の場合なら年間約12,000円がトイレを流ためにかかっている計算になります。

1回1回にかかる水道代はたいしたことないですが、年間で考えるとまとまった金額になります。ここが、少しでも節約できるとうれしいですね。

トイレにかかる水道代の計算方法

毎日「小6L」で4回、「大8L」で1回流したと仮定し、平均の水道代「1Lあたり0.24円」をふまえて算出しました。
(6L×4回+8L×1回)×0.24円×365日=年間にかかるトイレの水道代2,803円

トイレは家庭での水道使用量の約20%を占める

トイレを流すのに使う水は、家庭での水道使用量の約20%を占めています

これは、お風呂・シャワーの40%に次いで、第2位の使用量です。

しかし、お風呂は1度ためれば家族全員が入れますが、トイレはそんなわけにはいきません。

家族が多かったりペットがいたりする家庭では、さらにトイレにかかる水道代の割合は増えてしまうので、見直しておきたいですね。

昔は家庭の水道使用量で第1位だったトイレ

現在では第2位になったトイレの水道使用量ですが、平成18年の調査までは第1位でした。この変化は、トイレの進化によって節水化ができるようになったからです。

これが原因?余計な水道料金がかかっているトイレをチェックしておこう

トイレの水道代を見直すための3つのポイント

トイレにかかる水道代や水道使用量がわかったところで、ここでは余計な水道代がかかっているかもしれないトイレについて紹介します。

使い方ではなく、そもそもトイレ自体に問題がある場合、いくら節水しようとしても上手くいきません。

あなたの自宅のトイレに当てはまるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてくださいね!

余計な水道代がかかってしまうトイレ

古い型のトイレを使い続けている

余計な水道代がかかってしまう原因の1つとなるのは、古い型のトイレを使い続けている場合です。

トイレ1回に使う水道量は「大」で8L、「小」で6L」でも紹介したように、古い型のトイレは1回に流す水の量が、最新型に比べてとても多いです。

そのため、同じように使っていても余計な水道代がかかっていまいます。

しかし、トイレは寿命が長く、古くても使えるためそのまま使い続けていることが多いです。特に、築年数がある程度経っている賃貸住宅では、その可能性が高くなります。

かなりの節水効果が期待できるので、賃貸住宅ではトイレの買い替えは難しいですが、戸建て住宅の方は最新型への買い替えを検討されるのもおすすめです。

買い替えで年間で約16,000円も節約になる

4人家族の家庭で、古い型のトイレから最新型のトイレへ買い替えた場合、年間で約16,000円以上も水道代を節約できることもあります。長い目で見ると買い替えた方がお得になる場合が多そうですね。

トイレからチョロチョロと水が流れ続けている音がする

余計な水道代がかかってしまう原因の1つとなるのが、トイレからチョロチョロと水の流れている音がしている場合です。

このチョロチョロと聞こえる水の音は、水漏れによって本来止まるはずの水が止まっていないことが考えられます。

この状態を放置してしまうと、通常の2~10倍にもなる無駄な水道代がかかってしまう原因になることもあります。

もし、自宅のトイレからチョロチョロと水の音がしているときは、速やかに止水栓を閉めて修理を依頼しましょう

止水栓の閉め方

止水栓は、たいていトイレの壁や床の近くにあります。見つけたらハンドルやマイナスドライバーで、時計回りに回して閉めましょう。

トイレのタンクにペットボトルを入れている

トイレの節水術として、トイレのタンクにペットボトルを入れているという方がいるかもしれません。

実はこの方法、トイレの故障の原因になりかねないNGな方法です。

トイレで流れる水の量は適量が決まっていて、ペットボトルを入れてタンクに貯まる水の量を変えてしまうと、上手く流れなかったり詰まってしまったりする原因になります。

また、タンクの中は色んな部品が入っているため、そこにペットボトルが触れてしまうと誤作動を起こして故障してしまうこともあり得ます。

「節水するためにやったことで、逆に修理代が発生してしまった…」ということにならないように、タンクの中にペットボトルなどは入れないようにしましょう。

トイレにかかる水道代のおすすめな5つの節約術を解説!

トイレの水道代を節約する5つの方法

ここでは、トイレにかかる水道代を減らせるおすすめな節約術を解説します。

生活に必要不可欠で節約が難しそうなトイレですが、意外と簡単な方法で節水ができます。

この後からすぐに使えるものばかりなので、ぜひ確認してみてくださいね!

トイレにかかる水道代のおすすめな5つの節約術

1. レバーの「大」と「小」を使い分ける

トイレにかかる水道代の節約術の1つめは、レバーの「大」と「小」を使い分ける方法です。

この方法が一番手軽で取り入れやすく、効果が出やすいのでおすすめです。

一般的なトイレでは、「大」で8L、「小」で6Lの水が使われており、その差は2Lで0.5円ほどになります。

例えば、4人家族で全て「大」で流した場合と「大」と「小」を使い分けた場合の水道代を比較すると、

  • 5回全て「大」で流した場合:年間の水道代 14,016円
  • 「大」1回、「小」4回で使い分けた場合:年間の水道代 11,213円

このように、レバーを使い分けるだけで3,000円近く節約ができます

ついつい「大」を使って流していた方は、必要なときだけに絞ることを意識するだけで、簡単に節水できますよ。

全て「小」で流すと排水管の詰まりを起こすことも

節水のためにと、毎回「小」で流していると、きちんと流しきれずに排水管が詰まってしまうことがあります。トイレットペーパーをたくさん使ったときなどは、「大」を使って流しましょう。

2. 消音のために水を流さない

トイレにかかる水道代の節約術の2つめは、消音のために水を流さない方法です。

自宅でも他の家族がいるときなどに、音が気になって消音のために水を流すことがある方もいると思います。

この消音のために流している水にも、もちろん水道代がかかってしまっています。だからといって、我慢して使わないようにするのも難しいですよね。

そんなときにおすすめのアイテムが、多くの公衆トイレにも設置してある消音器です。

ボタンを押すと流水音が流れて消音してくれるので、無駄に水を流す必要がなくなります。

電池式で自宅にも簡単に設置でき、ホームセンターなどに1,000円以下のものもあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

3. お風呂の残り湯をトイレを流すときに使う

トイレにかかる水道代の節約術の3つめは、お風呂の残り湯をトイレを流すときに使う方法です。

衛生面で洗濯にお風呂の残り湯を使うことに抵抗がある方でも、取り入れやすい節水術ですね。

やり方は2通りあり、

  1. バケツなどに汲んだ水を直接便器に流す方法
  2. 止水栓を閉めておいてレバーで水を流したあと、タンクに汲んだ水を入れる方法

このようになっています。

バケツなどに汲んだ水を直接便器に流す方法は、少しだけ勢いをつけて便器に汲んだ水を流すだけなので、とても簡単です。

あらかじめバケツなどに残り湯を汲んでトイレにおいておけば、すぐに流せて便利です。

ただし、トイレットペーパーをたくさん使ったときなどは、上手く流しきれないことがあるのでご注意ください。

また、止水栓を閉めておいてレバーで水を流したあと、タンクに汲んだ水を入れる方法は、レバーでいつものように水を流せるのでうれしいですね。

あらかじめ止水栓を閉めておき、水を流したあとにタンクに汲んだ残り湯を入れることになるので、少し手間がかかります。

どちらも水を汲んでくる手間はかかりますが、時間や余裕があるときに取り入れるだけでも、かなりの節水効果が期待できますよ。

これらの方法は断水時にも使える

汲んでおいた水でトイレを流す方法は、断水時にも使えます。覚えておくと非常時にも役立ちますよ。

4. 市販のトイレ節水グッズを利用する

トイレにかかる水道代の節約術の4つめは、市販のトイレ節水グッズを利用する方法です。

トイレのタンクにペットボトルを入れている」で紹介したように、タンクの中にペットボトルなどを入れる節水術は故障の原因になることもあるのでおすすめしませんが、トイレの節水グッズとして販売されているものなら安心して活用できます。

レバーに取り付けて、レバーを回している間だけ水が流れるようにコントロールするアイテムや、トイレを流したあとの少し流れる無駄な水をカットしてくれるアイテムなど、さまざまな節水グッズがあります。

1,000~3,000円ほどで購入できるものが多く、取り付けてしまえば節水し続けられるので、簡単にできておすすめの方法です。

取り付けられないタイプのトイレもある

これらの節水グッズは、全てのトイレに取り付けられるわけではありません。節水タイプのトイレなどは、取り付けられないことが多いので、購入する前に確認しておきましょう。

5. 最新型の節水トイレに買い替える

トイレにかかる水道代の節約術の5つめは、最新型の節水トイレに買い替える方法です。

この方法は、賃貸住宅では難しく、戸建て住宅の方も初期費用がかかるため、少し難易度の高い節約術です。しかし、節水効果が一番高く、年間で数千円から数万円の水道代の節約にも繋がるおすすめの方法です。

古い型のトイレを使い続けている」でも解説したように、古い型のトイレは1回に使う水道使用量が、最新型に比べてかなり多くなっています。

そのため、同じ回数流していたとしても余計な水道代を支払うことになってしまいます。そう考えるともったいないですよね。

最新型への買い替えは、本体代+工事費+処分代で20万円程度からで行えますので、長い目で見て工事されるのも検討してみてくださいね。

【よくある疑問・質問】トイレの水道代を節約するときによくある疑問を解消しておこう!

FAQ

最後に、トイレにかかる水道代を節約するときによくある質問をまとめました。

トイレ1回にかかる水道代はいくらか、電気代はどれくらいかかるのかなど、気になる疑問を集めました。

すぐにチェックできるので、ぜひ目を通しておいてくださいね!

トイレの水道代を節約するときによくある疑問・質問

水洗トイレ1回にかかる水道代はいくらくらいなの?

水洗トイレ1回流すのにかかる水道代は、平均で「大」で1.9円、「小」で1.4円です。古い型のトイレだと1.5倍~2倍ほどかかりますが、新しい節水型なら半額程度で済みます。

トイレの水が止まらないときの水道代はどれくらい変わる?

1カ月放置してしまうと、トイレの水が止まらず細く流れ続けていた場合で4,800円、便器内の水がわずかに揺れるほどの水漏れの場合で36,000円程度かかるとされています。気づいたらすぐに対応しましょう。

トイレにかかる電気代ってどれくらい?

温水洗浄便座にかかる電気代は、使い方や製品によって異なりますが、平均で年間約3,000円ほどです。温度設定を低めにしたり、ふたを閉めたりすることを意識すると節約できます。

まとめ

トイレにかかる水道代の目安や余計な水道代がかかっているトイレの見分け方、おすすめの節約術などについて解説してきました。

家族が多いほどかかってしまうトイレの水道代は、ちょっとした工夫で節約できることがわかりましたね。

最後に、トイレにかかる水道代の節約について覚えておきたい5つのポイントをおさらいしておきましょう。

この記事のまとめ
  1. トイレを1回流すときに使う水道使用量は、「大」で8L、「小」で6L
  2. トイレにかかる水道代は、一人当たり年間約3,000円
  3. 古い型のトイレは余計な水道代がかかる
  4. レバーの「大」と「小」を使い分け消音のために流さないようにすると節水になる
  5. お風呂の残り湯で流す方法は節約にもなり、断水時にも役立つ

これだけ押さえておけば、トイレにかかる水道代の節約術はバッチリです。

節約が難しそうな毎日使うトイレでも、ちょっとした工夫で水道代をカットできます。

このあとから、早速これらの技を取り入れて、賢く節水しましょう!

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