楽天モバイルは格安SIM/格安スマホキャリアの中でも、群を抜いて安いことで人気のキャリアです。
通販など手広くビジネス展開している楽天グループなので、安心感もありますよね。
ですが、内容をしっかり理解して契約しないと、後から後悔することも少なくありません。
そうならないためには、楽天モバイルのメリットだけではなくデメリットも把握しておくことが大切です。
これさえ読んでおけば、楽天モバイルのデメリットもしっかり把握したうえで後悔のない選択をすることができるようになりますよ!
契約後のリスクを回避するためにも、契約前にぜひ目を通してみてくださいね!
楽天モバイルのデメリット・注意点10個を確認しよう
ここでは楽天モバイルならではのデメリット・注意点を紹介します。
しっかりチェックしてもらえれば、契約後に「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔するようなことがなくなります。
また、デメリットの対処法や代替案についても紹介しているので、一通り目を通してみてくださいね!
1. 回線が混み合う時間は通信速度が遅くなりがち
楽天モバイルに限らず格安スマホは、利用者が多くお昼時や帰宅時間帯では通信速度が遅くなりがちです。
特に都心部など人が多いエリアで利用することが多い人には注意が必要になってきます。
一方、混雑エリア・混雑時間帯を避ければ比較的サクサク快適に利用できるようにはなります。
楽天モバイルの通信速度をユーザーがどう感じているかについては「楽天モバイルの評判・口コミまとめ!通信速度や料金で後悔しないために」で紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
- 対策
- 遅くなる時間帯やエリアでは積極的にWi-Fiを活用するようにするというのも一案です。どうしても気になる場合には格安スマホでも通信速度が安定しているUQモバイルやY!mobileを検討しましょう。
2. 一部の3G回線端末は使うことができない
2015年にトラブルになったのですが手持ちの「3G専用端末」で新規契約して、SIMを指しても通信できないということがありました。
申し込んでせっかく届いたSIMをさしても通信できない、なんて嫌ですよね。
3G/LTEに対応している端末は、このトラブルの時にも通信できていました。
使おうとしている端末がすでにある場合には、楽天モバイルの公式ぺージにある「動作確認済み端末」を確認することを忘れないようにしてくださいね!
3. キャリアメールが使えない
楽天モバイルで使用しているのはドコモ回線、au回線ですが「キャリアメールは使えない」ということを覚えておきましょう。
キャリアメールが使えないので、どうしてもメールをする必要がある場合にはyahooやgmailなどのフリーメールアカウントを別途取得して、スマホに設定する必要があります。
いままで使っていたキャリアメールは乗り換え後には使えなくなるので、早めに切り替えをしておきたいですね。
- 対策
- どうしてもキャリアメールが必要となると3大キャリアを検討する必要が出てきます。今後のことを考えると、できるだけキャリアのアドレスは使わずにフリーメールを使うようにすることをおすすめします。
4. 契約プランによっては電話やSMSが使えない
SMS | 通話 (050番号) | 通話 (090/080/070番号) | |
---|---|---|---|
データSIM | ![]() | ![]() | ![]() |
050データSIM | ![]() | ![]() | ![]() |
通話SIM | ![]() | ![]() | ![]() |
楽天モバイルでは、契約しているSIMによって通話やSMSを利用できるか・できないかが変わります。
通話ができなないと困る、SMSも使いたいという場合には料金が若干高くなる通話SIMの契約プランを選択したくてはなりません。
料金が安いのは利用制限が多いデータSIMですが、契約前には「なにが利用できて、なにが利用できないのか」をきちんと確認しておくようにしてくださいね!
- 対策
- 通話の相手先がLINEやSkypeでOKであれば、データSIM契約でもアプリ通話で代用することはできます。
5. プランによっては契約年数縛りが発生する
最低利用期間 | 契約解除料 |
---|---|
12カ月 | 12カ月までは契約解除料9800円、それ以降0円 |
24か月 | 24カ月までは契約解除料9800円、それ以降0円 |
36か月 | 36カ月までは契約解除料9800円、それ以降0円 |
楽天モバイルには「最低利用期間」があり、最低利用期間内に契約を解除すると違約金として9,800円がかかります。
まったく違約金がないわけではないので注意しておきましょう。
楽天モバイルの最低利用期間は12か月・24か月・36か月の3つから、自分で選ぶことができます。
これは設定した最低利用期間に応じて月額料金が安くなる「長期割」と関係してくるものです。
契約のときにどの最低利用期間を選べばよいのか…というときは楽天モバイルの料金プランをまとめたページで詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
- 補足
- 最低利用期間なので、その期間が過ぎると契約解除料が発生することはなくなります。
6. 通話のかけ放題プランは「10分かけ放題」のみ
月額基本料金 | 10分超過分 |
---|---|
850円 | 10円/30秒 |
楽天モバイルでの通話し放題オプションは「10分以内の通話かけ放題」の一択です。
格安スマホの他のキャリアの中には、3分以内の通話し放題だったり、月に90分まで通話できるオプションがあるところもありますよね。
3分通話し放題なら650円程度から利用できるので、かけ放題オプションについては融通が利きづらくなっています。
- 補足
- 楽天モバイルは、基本料とかけ放題オプションがセットになったプラン(スーパーホーダイ)がお得です。かけ放題プランは単体で申し込むにはあまりおすすめできないので、かけ放題を考えている方はスーパーホーダイを検討してみてください。
7. データシェアができる仕組みがない
他の格安スマホキャリアには、「1契約で3枚のSIMが持てる」というプランがあることもありますが、楽天モバイルではデータシェアができません。
たとえば、家族でSIMを4回線契約して家族でデータシェアするということもできませんし、タブレット用にSIMを契約してのシェアもできません。
1契約にたいしてのデータ容量が決まっていて融通が利きづらいというデメリットがあることを覚えておきましょう。
- 対策
- どうしても家族で1契約でまとめ、データ容量をシェアしないと都合が悪い場合には他のキャリアを検討しましょう。データシェアがお得な格安SIMキャリアとしてはIIJmioやDMMモバイルがおすすめです。
8. 電話番号での年齢認証が使えない(LINEで年齢認証ができない)
楽天モバイルはドコモ回線ととau回線を利用していますが、LINEでの年齢認証ができません。
LINEで年齢認証ができないということは、
- 友達をID検索ができない
- 自分をID検索してもらうことができない
この2つの制限がかかることになります。
友達追加をしたりされたりするときに使う機能なので、不便といえば不便ですね。
- 対策
- 友達追加をしたいときは「ふるふる」「QRコード」「招待(SMS・Email)」「友達の紹介」などを駆使しましょう。
9. 解約は店頭かコールセンターからしかできない
楽天モバイルはネットからの解約ができません。
- 実店舗で解約
- カスタマーセンターに電話
この2つの方法でのみ、解約手続きをすることができます。
多くの格安SIMではネットからでも手続きができるので、すべてネット完結させたい人には面倒に感じるかもしれませんね。
- 補足
- 実店舗がないと不安な人にとっては、あまり気にならないデメリットではありますね。ネット解約や電話解約はSIMカードの返送をしなければならないので、実は実店舗のほうが楽だったりもします。
10. コールセンターが繋がりにくいことがある
楽天モバイルはコールセンターがつながりにくいという評判や口コミがあります。
2018年5月にはその対策としてなのか、「新規ユーザー用」「利用中ユーザー用」の番号の2つが用意されました。
それでもすぐにはつながらないこともあったりするので、問い合わせだけで通話料が無駄にかかるのがネックですね。
- 対策
- コールセンターの待ち時間に無駄な通話料を払わないで済むように、利用中ユーザーはViber(楽天モバイルの通話アプリ)から発信するようにしましょう。また、実店舗に出向くのもおすすめです。
後悔しない格安SIM選びのために!楽天モバイルのデメリットまとめ
楽天モバイルのデメリット・注意点を紹介してきました。
「安い」というだけで契約する前に、きちんと確認しておくべきことがいくつかあるということがわかったと思います!
特に気を付けておくべきポイントをおさらいしておきますね。
- 混雑時は遅くなることも。それ以外は比較的サクサク
- データ容量のシェアができない
- 通話オプションが融通きかない
- カスタマーセンターは電話がつながりにくい
- 解約手続きは電話か実店舗で
データシェアや短時間の通話オプションを検討している場合にはちょっと不向きな印象もありますよね。
とはいえ、「とにかく安いキャリアを使いたい」「もともと楽天のサービスをよく使っている」という人には十分おすすめできる格安SIMキャリアです。
ここで紹介してきたデメリットも把握したうえで、「そこまで悪くないな」と思えるのなら前向きに楽天モバイルを検討してみてくださいね!