クレジットカードはお店やネットショップでスムーズにお買い物できて便利ですが、紛失・盗難のときにはかなり焦りますよね。
- 勝手にクレジットカードを使われていたらどうしよう
- 自分の利用でないのに請求されたらどうしよう
- その請求が払えないほど多額だったらどうしよう
- どこに何の連絡をしたら良いんだろう
このようにいろいろな心配をしてしまうと思います。
そんなとき、何からしたら良いか分からなくて、気持ちばかり焦ってしまいあたふたしてしまう人もいるかもしれません。
そこでこのページでは、クレジットカードを紛失した・盗難に遭ったかもというときに役に立つ対処法から、悪用されたときの手続きなどについて解説しています。
これさえ読んでおけば、クレジットカードの紛失・盗難のときも焦ることなく落ち着いて対応できるようになります。
安心してクレカを使うためにも、ぜひチェックしておいてくださいね。
クレジットカードを紛失した・盗難に遭ったときの対処方法を時系列順に解説!
クレジットカードが見当たらなかった場合、できるだけ早く紛失・盗難に関する一通りの手続きを済ませておきましょう。
ここで紹介する手順通りに進めておけば、カードを不正利用される心配も要りません。
ここでは、そのために必要な手続きを時系列順で解説します。それでは、一緒に1つずつ手続きを進めていきましょう!
- カード紛失・盗難時の対処法
1. クレジットカード会社に連絡して停止してもらう
クレジットカードを紛失したと思ったとき、まず何よりも先にカード会社に連絡して利用停止の処理をしてもらいましょう。
のんびりしていると不正利用されてしまう危険性が増えてしまいます。
停止するときに、必要なものは次のものになります。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- カードに登録した電話番号
カード会社の紛失・盗難の窓口は、24時間365日受付されているのでいつでも連絡できます。
主なクレジットカード会社の紛失・盗難のときの窓口を掲載しておくので、参考にしてみてくださいね。
カード会社 | 紛失・盗難時連絡先 |
---|---|
エポスカード | 03-5340-3333 |
セゾンカード | 0570-064-107 |
みずほマイレージクラブカード | 0120–1–32402 |
三井住友VISA SMBC CARD・SMBC JCB CARD | 0120-919-456 |
JCBカード | 0120-794-082 |
auWALLETクレジットカード | 0120-994-388(フリーダイヤル) 03-6758-7388(有料) |
楽天カード | 0120-86-6910(フリーダイヤル) 092-474-9256(有料) |
GOLD POINT CARD+ | 0570-05-9010 |
イオンカード | 0570-079-110 |
ANAカード(VISA・マスター) | 0120-919-456 06-6228-1210(大阪) |
ANAカード(JCB) | 0120-794-082 03-5778-5300(東京) 06-6946-9733(大阪) 092-712-5599(福岡) 011-222-3016(札幌) |
ANAダイナース | 0120-074-024 |
ANAアメリカン・エキスプレス | 0120-965-877(一般カード) 0120-958-677(ゴールドカード) |
MUFGカード | 0120-107-542 |
ライフカード | 0120-225-331 |
オリコカード | 0120-828-013(フリーダイヤル) 0570-080-848(携帯電話・有料) |
2. 警察に紛失届・盗難届を提出する
紛失した・盗難された場合、警察にも連絡する必要があります。
警察には、以下の情報を伝えましょう。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- いつ紛失したか
- どこで紛失したか
- 紛失時の状況
- クレジットカード以外の紛失したもの
電話番号は、クレジットカードに登録したものでなくても構いません。
いつ・どこで・どんな状況で紛失したのか分からないという場合もありますので、分かる範囲で答えれば大丈夫です。
無事に受理されると、届出番号を教えてもらえるので、これを控えておきましょう。
- 届出番号は絶対に無くさないように
- 届出番号は、もしクレカが悪用されたときに「警察への届け出をした」という証明になります。この届出番号がないと、クレカの盗難保険が使えないので、絶対になくさないように控えておきましょう。
3. クレジットカードを再発行する
紛失したクレジットカードを停止すると、そのカードはもう使えないので、クレカの再発行をしてもらう必要があります。
再発行してもらうには、カード会社に再発行手続きをしなければなりません。
カード会社に再発行の依頼をすると、再発行に必要な書類を送ってもらい、必要事項を記入して返送すれば再発行してもらえます。
- 再発行にかかる期間や手数料は?
- カード会社によって異なりますが、再発行までの期間はだいたい1~2週間、手数料は500円~1,000円程度です。
【悪用されていた場合】盗難保険の対象なら申請手続きをする
ほとんどのクレジットカードには、紛失や盗難に遭ったときのために盗難保険が付いています。
「紛失に気付いたあと、手続きをすぐにしてカードを止めたけれど、利用明細で身に覚えのない利用分を見つけた」というときは、盗難補償の手続きをしましょう。
カード会社に連絡をして、補償の対象なら返金対応をしてもらえます。
せっかく補償されるのに、泣き寝入りしてしまってはもったいないので覚えておきましょう!
- どうやって手続きするの?
- 盗難補償の手続きの仕方はカード会社によって異なるので、使っているカード会社の紛失・盗難デスクに相談してみてくださいね。
悪用されてた…紛失・盗難に遭ったクレジットカードを使われた・不正利用されたときに覚えておきたい3つの知識とは?
実際にクレジットカードが悪用されていたことがわかると、焦ってしまってどう対応したらいいかわからなくなるかもしれません。
そんなことにならないよう、ここではクレジットカードの紛失・盗難時に覚えておきたい知識を3つ解説します。
これさえ知っておけば、クレカの紛失・盗難時も落ち着いて行動できるようになるので、ぜひチェックしておいてくださいね。
- 悪用されたときに覚えておきたい3つのこと
1. 盗難保険付帯クレカなら基本的に全額補償される
クレジットカードに付帯している盗難保険を活用すれば、不正利用・悪用された金額は基本的に全額補償になります。
悪用された金額・支払先にかかわらず、補償してもらえるので安心ですよね。
ほとんどのクレジットカードには盗難保険が付帯しているので、悪用に気づいたときはすぐにカード会社に連絡するようにしましょう。
ただし、場合によっては補償対象外になることもあるので、念のために頭に入れておいてくださいね。
- さかのぼって補償を受けられるのは60日
- 紛失に気付いて届出をした日から基本的に60日さかのぼって補償をしてもらえるので、盗失くなったことに気付いたら、一刻も早くクレジットカードの停止手続きをしましょう。
2. 盗難保険の申し込みにはカードの停止・警察への連絡・カード会社に届出番号の提出が必要
盗難保険を適用させるには「クレジットカードを紛失した・盗難に遭ったときの対処方法を時系列順に解説!」で紹介した3つの手順を済ませておけばOKです。
- カード停止(カード会社へ連絡)
- 届け出番号受け取り(警察への連絡)
- 届け出番号提出(カード会社へ連絡)
この3つの手順で盗難保険が適用されます。
また、届出番号を伝える手続きまで済んでいれば、クレカが悪用されたときに必要書類を郵送してもらえます。
利用明細を確認して、不正利用がないかしっかりと確認しましょう。
- 盗難保険自体の申し込みは不要
- クレジットカードに付帯する盗難保険は、カードを作ったときに自動的に加入される保険なので、盗難保険の加入の申込み手続きは特に必要ありません。
3. 電子マネー一体型クレカはポストペイ型なら補償対象になることが多い
ポストペイ型 | 適用されることが多い |
---|---|
プリペイド型 | 適用されないこと多い |
電子マネー一体型クレカでの盗難保険の補償範囲は、電子マネーを含む場合・含まない場合があるので注意が必要です。
電子マネーにはポストペイ型・プリペイド型の2種類がありますが、ポストペイ型電子マネーは基本的に盗難保険の補償対象になります。
一方、プリペイド型の電子マネーでは補償対象外になることが多いです。
プリペイド型の電子マネーには大金をチャージしないように気を付けておきたいですね。
- ポストペイ型とプリペイド型
- ポストペイ型後払いで支払う電子マネーで、iDやQUICPayなどがあります。プリペイド型はチャージした分だけ利用できる前払式のものでSuicaやWAON、nanacoなどがあります。
クレジットカードの盗難保険の補償対象外に!?保険適用外になる4つのパターンを解説
クレジットカードにいくら盗難保険が付帯しているかと言って、何でもかんでも補償してもらえるわけではありません。
クレジットカードを所持するということは、危機管理をしっかりとする責任があります。
もし、その責任をおこたったとカード会社から判断された場合は補償されません。
では、どんなときに補償適用外になるのか4つのパターンを解説していきます。
家族が利用したパターン
家族が利用した場合は、補償適用外になってしまいます。
- 家族が本人の同意を得て使った
- 子どもが知らないうちに勝手に利用した
このように、たとえ本人の同意があってもなくても補償はされません。
同意を得て利用した場合はクレジットカード会社の規約に違反してしまい、勝手に利用された場合は管理が不十分だったと判断されるからです。
また、家族に勝手に利用されたように見せかけて保険を利用して補償を受ける詐欺の可能性もあり得るからです。
- 知人や恋人などの利用もダメ
- 知人や恋人・同居人などによる利用も、家族同様に補償対象外になります。
カードの裏面にサインがないパターン
カードの裏には署名欄がありますが、この署名欄にきちんと署名をしていないと盗難保険の補償対象外になります。
署名欄に署名することは「このカードは自分のカードに間違いありません」という証明です。
また、お店で署名のみで支払いができる場合、本人という証明になります。
ですので、それをおこたった場合、重大な過失として補償の適用外にされてしまうのです。
暗証番号が流出していたパターン
暗証番号の流出も補償の適用外になります。
特に、財布ごと紛失・盗難された場合は、財布の中に様々な個人情報があるので不正利用されてしまう可能性が高いですよね。
- クレジットカードと一緒に暗証番号を記入したものを保管しない
- 生年月日や携帯番号の一部、車のナンバーや1234などの簡単数字の羅列を暗証番号にしない
- 家族や恋人にでも暗証番号を教えない
- カードに暗証番号を書かない
このようなポイントに注意して、暗証番号が流出しないように注意しましょう。
保険適用期間が過ぎているパターン
ほとんどのクレジットカードの盗難保険適用期間は、60日以内とされています。
もし、あなたがすぐに紛失に気付いて手続きを行った場合やウェブ明細を定期的に確認していて不正利用に気付いた場合は、全く問題ありません。
しかし、月に一回届く利用明細を見て気付いた場合、その時点で30日以上経過していることもあります。
普段から、ウェブ明細を定期的に確認したり、利用明細が届いたら細かく確認して不正利用されていないかを確認するようにおきましょう。
クレジットカードの紛失・盗難時のQ&Aまとめ!よくある疑問を解決しよう
クレジットカードを紛失・盗難されたとき何をしたらよいかはよくわかったと思います。
ここでは手続きをしようとしたとき、みんなが感じる疑問についてまとめました。
簡単に読み進めていけますので、ぜひ一通り目を通しておきましょう!
盗難・紛失時にクレジットカードを解約して対処するのはダメ?
クレジットカードを紛失したかも?そんなときでもクレカを停止するべき?
紛失・盗難でクレジットカードのカード番号がわからないときでも停止手続きできる?
家族など本人以外でもクレジットカードの停止をできる?
紛失したと思ったクレジットカードが見つかった!そんなときはどうすればいいの?
クレジットカードを不正利用されたときに犯人を捜す・特定するには?
海外で盗難に遭ってクレジットカードも盗られた!その場合はどうすればいいの?
クレジットカードを再発行するとクレカ番号は変わるの?
まとめ
クレジットカードを紛失、盗難されたときどうすれば良いか、また不正利用されたときの対処法などを解説してきました。
もし紛失してしまっても、慌てず一通りの手続きを行えば不正利用のリスクも減り、もし不正利用されても盗難保険が適用され全額補償してもらえるので安心できますね。
それでは、もう一度紛失・盗難のときにどうすればよいか振り返ってみましょう。
- クレジットカード会社にカードの停止の連絡をする
- 警察に紛失・盗難の連絡をして届出番号を教えてもらう
- クレジットカード会社に届出番号を知らせる
- クレジットカード再発行手続きをする
- 不正利用されたのに気付いたらクレジットカード会社に連絡する
さらに日頃からウェブ明細を細かく確認したり、郵便で利用明細が届いたら細かく利用履歴を確認しておけば、不正利用されたときに早く気付いて保険適用期間内に手続きができるので、ぜひ習慣付けてくださいね。
クレジットカードはとても便利なものなので、トラブルのときの対処法を知っておいて、快適に利用しましょう!
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