ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)会員になれば、飛行機を利用するときにさまざまな優遇を受けられます。
しかも、一度SFC会員になれば、解約しない限り特典を一生利用し続けられますよ。
でも、ANAのSFC会員になりたくても…
- クレジットカードを作ればSFC会員になれる?
- 具体的にどんなシーンで優遇されるの?
- どのくらいマイルを貯めればいい?
このような疑問があるかもしれませんね。
そこで、このページでは、SFC会員の基礎知識や優待内容、会員になるためのマイル修行について解説します。
これさえ読めば、ANAのSFC会員になれるコツが理解できますよ!
ANAのSFC会員とは?申込条件やメリットを詳しく解説!
最初に、SFC会員の基礎知識や申込条件を解説します。
簡単になれるものではなく、お金を払えばいいわけでもありません。
ANA便をたくさん利用する必要があるので、条件などをぜひチェックしてくださいね。
- SFC会員の基礎知識
ANAスーパーフライヤーズカードを持っているのがSFC会員
ANAスーパーフライヤーズカードとは、ANAのお得意様であるプレミアムメンバーだけが申込できるクレジットカードです。
このクレジットカードを持っているのがSFC会員ですよ。
飛行機にたくさん乗ってプレミアムメンバーになり、さらにクレジットカードの入会審査に通れば、やっとSFC会員になれます。
安定した収入がなかったり、他のクレジットカードを使い過ぎていたりすれば審査落ちする可能性があります。専業主婦や年金受給者などもSFC審査に通るのは難しいです。
ダイヤモンド・プラチナメンバーだけが申込できる
- ダイヤモンド:100,000ポイント
- プラチナ:50,000ポイント
- ブロンズ:30,000ポイント
ANA便を利用するとプレミアムポイントが貯まり、年間ポイント数に応じて上にまとめたプレミアムメンバーになれます。
SFC会員は、これらのプレミアムメンバーのうち、ダイヤモンドまたはプラチナメンバーでなければ申込できません。
つまり、プレミアムメンバーの中でも上位2ランクのメンバーになるのが最低条件です。
SFC会員になるには、最低でも50,000プレミアムポイント貯めてプラチナメンバーになる必要があります。例えば、東京-沖縄間を17往復(34回フライト)すれば50,000ポイント貯まるので、果てしない数字ですね。
一度SFC会員になればステータスはずっと維持される
一度SFC会員になれば、クレジットカードを解約しない限りステータスは生涯維持されます。
飛行機に乗らなくても、年会費を払っていればOKです。
ランク落ちを気にせずに、ずっと優遇を受けられるので、それだけでスーパーフライヤーズカードを持っている価値がありますね。
プレミアムメンバーは、1年間のプレミアムポイントに応じて毎年ステータスが変わります。飛行機に乗らなければプレミアムメンバーではなくなります。そのため、ダイヤモンド・プラチナメンバーになったらすぐSFC会員に申込むのがおすすめですよ。
Visa・ダイナース・JCBなどカードブランドを選べる
SFC種類 | 国際ブランド | 年会費 |
---|---|---|
一般カード | JCB・VISA・マスターカード | 11,275円 |
ゴールドカード | JCB・VISA・マスターカード | 16,500円 |
ダイナースSFC | ダイナース | 30,800円 |
アメックスSFC | American Express | 34,100円 |
JCB SFCプレミアム | JCB | 77,000円 |
ダイナースSFCプレミアム | ダイナース | 170,500円 |
VISAプラチナSFC | VISA | 88,000円 |
アメックスSFCプレミアム | American Express | 165,000円 |
ANAスーパーフライヤーズカードは、VISA・JCB・マスターカード・ダイナース・アメックスの国際ブランドから選べます。
各ブランドのゴールドカードやプレミアムカードに申込みできるので、それぞれの年会費は上の表を参考にしてくださいね。
有名な国際ブランドは網羅されているので、希望するカードブランドを選べますよ。
SFC会員のステータスを維持するには、これらの年会費を毎年払わないといけません。
ANAのSFC会員が受けられる特典を紹介!
ANAのSFC会員になると、ラウンジが利用できたり搭乗で優遇されたりしてフライトを人一倍楽しめます。
ここでは、SFC会員が受けられる特典・優遇について詳しく解説しますね。
飛行機の乗るのが快適で楽しくなる内容ばかりですよ。
- SFC会員の特典内容
ラウンジ利用・座席アップグレードなどでフライトを楽しめる
- ラウンジ利用:国内・海外空港の契約ラウンジを利用できる
- 座席アップグレード:アップグレードポイントで上級クラスへ変更できる
- 専用サービスデスク:プレミアムメンバー専用デスクを使える
SFC会員は、上記のように世界1,000カ所以上の空港ラウンジを使えたり、座席をアップグレードできたりとさまざまな特典が利用できます。
海外旅行なら空港にいる時間が長くなるので、ラウンジが使えるともっと楽しくなりますね。
さらに、SFC会員が飛行機に乗れば、自動的にアップグレードポイントが4ポイントもらえるので、座席のランクも上げやすいですよ。
SFC本会員ならどのラウンジでも使えますが、同行者は2,000マイル必要だったり、使えなかったりします。詳しくは公式サイトもチェックしてくださいね。
特典航空券・空席待ちなどで予約優先される
- 国内線の先行予約:一般販売より先行して予約できる
- 空席待ち優先:空きが出ると優先される
- 指定座席の優先:普通席で希望の座席が優先される
- 特典航空券:国内・国際線の特典航空券の予約が優先される
SFC会員なら、上記のように航空券の予約や空席待ちなどでも優遇されます。
とにかく航空券を予約しやすくなり、座席指定でも優遇されるので、一般客と比べてかなり希望が通りやすいですね。
ANAで人気の特典航空券でも優先されるので、超混雑便でも予約できる可能性が上がりますよ。
SFC会員でも、国際線の特典航空券は先行予約できません。予約は優先されますが、予約開始は一般と同じ355日前です。
チェックイン・搭乗・荷物受取などの手続きが優先される
- 優先チェックイン:優先カウンターでの搭乗・荷物預り
- 手荷物受取り優先:荷物を優先して受取できる
- 手荷物許容量の優待:一般より手荷物許容量が増える
SFC会員は、空港チェックインや手荷物受取りなどの手続きでも優遇されます。
列に並ばすスムーズに手続きできるので、空港でのストレスが軽減されますよ。
手荷物は一般よりも+20kgまたは+1個などの優遇があるので、超過料金をそこまで気にしなくて済みますね。
成田空港駐車場の料金優待、羽田空港駐車場の優先予約、香港国際空港の優先レーン使用などもSFC会員なら利用できます。
アップグレードポイント・ボーナスマイルなどの特典が充実
- アップグレードポイント:上乗せで4ポイントもらえる
- ボーナスマイル:フライトマイル×35~50%のマイルがもらえる
- ANAスカイコイン:高交換率で移行できる
- ホテル優待:ANAホテルなどで5~10%割引される
SFC会員なら、アップグレードポイントが多くもらえたり、ボーナスマイルの積算率が高くなったりするお得な特典が充実しています。
座席アップグレードに必要なポイントが、SFC会員なら4ポイント上乗せでもらえるので、ファーストクラスも目指せますね。
マイルが貯まりやすくなって、より飛行機の利用が快適になりますよ。
ネームタグ・カレンダーなどのプレゼントがある
- プレゼント:SFC会員限定ネームタグ・手帳・カレンダーがもらえる
- マガジン:年3回ライフスタイルマガジンが送付される
- ANAセレクション:メンバー限定の商品を購入できる
SFC会員になると、牛革のネームタグや手帳がもらえるなどのプレゼントがあります。
ANAのショッピングサイト「ANAセレクション」には、SFC会員限定ページがあって、会員限定商品がそろっていますよ。
SFC会員だからもらえる、楽しめるサービスばかりですね。
ANAのSFC会員になるにはマイル修行が必要!3つのやり方を徹底解説
「プラチナまたはダイヤモンドメンバーが申込できる」で解説した通り、最低でもANAプラチナメンバーにならないとSFC会員に申込みできません。
プラチナメンバーになるには、ANA便または提携航空会社便にとにかく乗って、年間50,000マイル貯める必要があります。
ここでは、国内線・国際線・ポイントサイトでマイル修行をして、プラチナメンバーになる方法を解説しますね。
プラチナメンバーにさえなれば、あとはSFC会員の審査に通るだけなので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 国内線でマイル修行する
プレミアムクラス | 普通席 | |
---|---|---|
東京-札幌 | 1,675pt | 765pt |
東京-伊丹 | 1,100pt | 420pt |
東京-福岡 | 1,817pt | 850pt |
東京-沖縄 | 2,860pt | 1,476pt |
東京発のフライトで貯まるプレミアムポイント例を表にまとめています。
普通席よりもプレミアムクラスの方が、プレミアムポイントの積算率が高くなり、400ポイントプラスでもらえるのでおすすめですよ。
例えば、50,000ポイント貯めるには、東京-沖縄間をプレミアムクラスで9往復/年する必要があります。
東京-伊丹の普通席のみなら、60往復/年しないといけないので難しいですよね。
長距離間をグレードの高いクラスで移動すれば、プラチナメンバーになる近道になります。
東京-沖縄のプレミアムクラスは、レギュラーシーズンの往復で約100,000円です。9往復なら900,000円かかります。
2. 国際線でマイル修行する
プレミアムエコノミー | 普通席 | |
---|---|---|
北京 | 2,369pt | 1,378pt |
シンガポール | 5,368pt | 3,477pt |
バンコク | 4,703pt | 3,012pt |
ロンドン | 6,614pt | 4,349pt |
ニューヨーク | 7,123pt | 4,706pt |
東京発の国際線で貯まるプレミアムポイント例を上の表にまとめています。
国際線では、プレミアムエコノミー席がプレミアムポイントを獲得しやすいですよ。
例えば、50,000マイル貯めるには東京-ニューヨーク間をプレミアムエコノミーで4往復/年する必要があります。
北京なら18往復/年が必要です。
1回あたりの費用や時間が大きくなりますが、国際線なら少ない回数で50,000マイル達成できます。
東京-ニューヨークのプレミアムエコノミーは、レギュラーシーズンの往復で約25万円です。4往復なら100万円かかります。料金面では国内線より高くなりますね。
3. ポイントサイトでマイル修行する
- ポイントサイトでポイントを貯める
- 貯めたポイントをGポイントやPexに交換
- さらにANAスカイコインへ移行
- スカイコインで航空券を購入
ANAスカイコインで航空券を購入すると、プレミアムポイントが貯まります。
つまり、ポイントサイトのポイントを、ANAスカイコインに移行してから航空券を購入すれば、実費負担を減らしながらプレミアムポイントを貯められますよ。
モッピーやげん玉、ポイントタウンなどのサイトでポイ活を頑張れば、SFC会員の近道になります。
クレジットカード発行や資料請求など、いろいろな稼ぎ方があるので、ポイントサイトでマイル修行してみてくださいね。
【Q&Aまとめ】ANAのSFC会員についてよくある疑問を解決しよう
最後に、ANAのSFC会員についてよくある疑問・質問を紹介します。
SFC会員を目指すなら知っておきたい内容をまとめていますよ。
気になる質問をぜひチェックしてくださいね。
- SFC会員についてよくある質問
SFC会員のアップグレード特典が改悪されたって本当?
SFCの家族カードでも特典を受けられる?
ANAプレミアムメンバーならSFC会員になれるの?
SFCの一般カードとゴールドカードはどちらを選ぶといい?
今あるANAカードをSFCに切り替えできる?
まとめ
ANAのSFC会員について、基礎知識や特典内容、マイル修行などについてまとめました。
とにかくANAマイルを貯めてSFC会員になれば、飛行機や空港でさまざまな特典が受けられるとわかりましたね。
最後に、SFC会員で覚えておきたいポイントを5つにしぼって振り返ります。
- SFC会員になるにはANAマイルを50,000マイル/年貯める必要がある
- 一度SFC会員になればステータスは永遠に続く
- 飛行機利用や空港手続きのあらゆる場面で優先・特典がある
- 国内線・国際線でマイル修行するなら50万円以上かかる
- ポイントサイトでもスカイコイン経由でマイル修行できる
これらの内容を把握しておけば、ANAのSFC会員になる準備はOKです。
特に、飛行機を使わなくてもポイントサイトでマイル修行できるのは大きいですよ。
ぜひ、ANAマイルを貯めてSFC会員を目指してくださいね。
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