ANAの特典航空券は、貯めたマイルで飛行機を利用できるお得なサービスです。
特に、海外へのフライトならマイル価値が上がるのでかなりお得ですよ。
でも、ANAの特典航空券を利用したくても…
- 飛行機に乗るために何マイル必要なの?
- どうやって特典航空券を予約するの?
- ANAの特典航空券は予約が取れないって本当?
このように不安があって、特典航空券をうまく使えていないかもしれません。
そこで、このページではANAの特典航空券について、基礎知識・使い方・裏ワザなどを解説します。
これさえ読めば、特典航空券を予約するためのコツ・手順をスムーズに理解できますよ!
ANAの特典航空券とは?特徴・メリットを詳しく解説!
ANAの特典航空券とは、ANAマイレージクラブ会員がマイルを貯めると交換できる航空券です。ANA国内線・ANA国際線・提携航空会社の航空券として利用できます。予約期間や必要マイル数などは、便・シーズンによって異なります。
最初に、ANA特典航空券の特徴やメリットを詳しく解説するので、ぜひ目を通してくださいね。
予約開始日・変更・払い戻しなど、特典航空券を使う前に必ず押さえておきたい内容ですよ。
- ANA特典航空券の特長・メリット
ANA便・提携航空会社便でお得にフライトできる
ANA特典航空券は、ANA便と提携航空会社便のフライトで利用できます。
国内線・国際線どちらも使えるので、海外旅行にも行けますよ。
特に海外なら、遠距離ほどマイルの価値が上がり、1マイル3円以上の価値になる場合もあるのでお得です。
賢く旅費を節約するためには、一番お得な使い方である特典航空券がおすすめですよ。
- 東京-沖縄:約15,000円が9,000マイル→1.6円以上
- 東京-北京:約35,000円が20,000マイル→1.7円以上
- 東京-ロンドン:約15万円が55,000マイル→2.7円以上
最低必要マイル数は国内線は5,000マイル・国際線が12,000マイル
ANAの特典航空券を予約するのに、最低必要なマイル数は国内線は5,000マイル、国際線は12,000マイルです。
ちなみに、提携航空会社の場合は15,000マイル~ですよ。
最低必要マイルがあれば、例えば東京発の場合、国内なら仙台・名古屋・大阪など、国外なら韓国・ソウルにフライトできます。
特典航空券を予約できる最高マイル数は、国内線で11,500マイル、国際線で60,000マイルです(エコノミー席)。国内なら札幌-沖縄間、海外なら東京-ロンドン間をイメージしてくださいね。
予約開始日は国内線が年2回・国際線は355日前
国内線 | 国際線 | |
---|---|---|
予約開始日 | 1月下旬ごろ(3月後半~10月後半分) 8月下旬ごろ(10月後半~3月後半分) | 復路搭乗日の355日前 |
開始時間 | 決まっていない | 日本時間の午前9時 |
備考 | 半年分が一斉に販売される | 人気路線は開始同時に予約殺到 |
ANA特典航空券の予約開始日は、上の表のように国内線・国際線で異なります。
国内線は年2回の予約開始日があり、夏ダイヤと冬ダイヤで分けられていますね。
国際線は復路搭乗日の355日前から予約できるので、人気路線ならすぐに申込みするのがおすすめです。
ANA特典航空券の国際線は、往復同時予約が条件です。そのため、予約開始日は「復路の搭乗日の355日前」となります。往路・復路で別々に予約するわけではないので注意してくださいね。
無料で日付・搭乗便の変更ができる
ANA特典航空券を予約後、日程や搭乗便を変えたい場合は無料で変更できます。
ただし、行き先や搭乗者、区間、航空会社などの変更はできません。
最初に予約したときと同じ条件に限ります。
変更手続きは、ANA会員サイトまたは電話で手続きできますよ。
ハイシーズンからローシーズンへの変更などで、必要マイル数に差が生じたときは、マイルの払い戻しまたは追加支払いで対応されます。
払い戻し・キャンセルすると手数料3,000マイルがかかる
旅行などが中止になった場合、未使用に限り特典航空券をキャンセルして払い戻しできます。
ただし、国内線・国際線どちらも、手数料3,000マイルが差し引かれるので注意が必要です。
ちなみに、キャンセル時点で有効期限が切れているマイルは戻ってこないので、これを踏まえて手続きしてくださいね。
キャンセル・払い戻しは、ANA会員サイトまたは電話で手続きできます。
悪天候や機材故障などでフライト出来なかった場合、特典航空券は払い戻しされます。その場合は3,000マイルの手数料はかかりません。
事前登録すれば家族も利用可能
事前にANA会員サイトから、特典利用者登録をすれば家族も特典航空券を使えます。
登録できるのは、二親等以内の家族です。
特典航空券で家族旅行するときには、必ず利用者登録が必要なので、事前に済ませておいてくださいね。
ANAカードを家族で持っていると、みんなでマイルを貯められます。事前に「ANAカードファミリーマイル」の登録が必要なのでチェックしてくださいね。
ANA特典航空券の予約方法・使い方を5ステップで徹底解説
実際に、ANAの特典航空券を予約してから使うまでの流れを解説します。
特典航空券は、電話予約すると2,200円の手数料がかかるので、ネットで予約するのがおすすめです。
ここでは、ネット予約の方法をまとめていきますね。
- ANA特典航空券の使い方5ステップ
【ステップ1】 ANAマイレージクラブにログインする
まず最初に、ANAマイレージクラブにログインします。
ログインには、ANAお客様番号とパスワードが必要です。
ログインして「ANAマイレージクラブ」のタブを選択します。
国内線・国際線を選んで、特典航空券予約へ進んでくださいね。
【ステップ2】 特典航空券のフライト検索をする
特典航空券を予約できる便を検索します。
ここでは、北京行きの便を探しますね。
成田空港から北京行きを選択して、日付やクラスなども入力します。
下部に検索ボタンがあるのでクリックして進んでくださいね。
予約できる便が複数表示されました。
往路は、提携航空会社のアシアナ航空便で、ソウル経由となっています。
復路は、ANA便で北京から直行ですね。
この便でOKならこのまま進みます。
【ステップ3】 個人情報・座席指定などを入力
次に、氏名・生年月日・国籍などの個人情報と、座席を入力します。
座席指定は、あとからも指定できますが、早めに指定しておくのがおすすめです。
だたし、家族連れなどで隣同士の座席を希望しても、空いていない場合が多いので注意してくださいね。
子連れなどで、どうしても隣同士で予約したいのに空いていないときは、ANAサービスセンターに相談する方法もあります。ただし、電話しても確実に取れるわけではないので、どうしても空いてなければ違う便を探すしかありません。
【ステップ4】 必要マイル数・マイル以外の支払いを確認
次に、特典航空券の予約に必要なマイルや、マイル以外の支払いを確認します。
サーチャージ料やサービス料などは、マイルではなくクレジットカードなどで支払いが必要です。
今回は、23,000マイル必要だとわかります。
マイル以外の料金は11,270円で、サービス料・税金・付加運賃などがかかっていますね。
クレジットカード情報を入力して支払いすれば、予約が完了します。
【ステップ5】 予約完了・eチケットの印刷をする
予約完了後には、完了メールが届きます。
また、ANA会員ページでも予約内容の確認や、eチケットの表示・印刷が可能です。
eチケットを印刷して、ANA搭乗カウンターで提示すれば、搭乗券が発券されますよ。
往復のeチケットを印刷して、必ず持って行ってくださいね。
ANAの特典航空券が取れない?そんなときに使える4つの裏ワザ・コツを紹介
ANAの特典航空券は人気が高く、予約が取れない場合があります。
特に、ハワイ便などの人気路線なら、予約が殺到してほとんど取れません。
そこで、特典航空券を予約しやすくする4つの裏ワザ・コツを解説します。
予約できる可能性を高めるために、ぜひ実践してくださいね。
1. 提携航空会社便の空席を探す
ANA便にこだわらず、提携航空会社の便で空席を探せば見つかる場合があります。
特典航空券を検索するときは、提携会社の便も表示されるので探しやすいですよ。
経由地が増えて時間がかかる場合がありますが、希望する行き先にフライトできる可能性は上がりますね。
特典航空券を検索するとき、「複数都市・クラス混在」で探せば、目的地を複数にしたり、行きと帰りでクラスを変えたりできます。目的地・経由地を増やせば、空席が見つかるかもしれないので実践してみてくださいね。
2. 予約開始と同時に申し込む
ANA特典航空券の予約開始は、国内線が1月末・8月末で、国際線は旅程の355日前です。
この予約開始日と同時に申込みをすれば、予約できる可能性が上がりますね。
ちなみに、国際線は9:00から予約開始なので、平日なら狙いどころです。
予約開始を見逃さないためにも、旅行の計画は1年以上前から立てておくのがおすすめですよ。
ANAの特典航空券は、電話またはネットで予約できます。電話だと繋がるまで何分も待たされたり、手数料が取られたりするので、素早く予約するならネットがおすすめです。
3. 空席待ち・キャンセル待ちする
ANA特典航空券で予約が取れない場合、空席待ちして直前キャンセルをねらう方法もあります。
前もって空席待ちの申込みをしておけば、キャンセルが出たときに自動で席を確保してくれますよ。
ANAのウェブサイトで空席検索後に、「空席待ち」の申込をしておけばOKです。
ただし、キャンセルがなければもちろん予約はできないので、空けばラッキー程度に考えてくださいね。
空席検索したあとに「空席待ち」が出てこない場合は、その便が本当に満席の状態です。ネット予約枠や旅行代理店枠など、全てが埋まって今後空席の出る確率が低いときは、空席待ちできないので諦めるしかありません。
4. 行先を決めずに空席があれば予約する
行き先を決めずに、空席がある便から旅先を決めると必ず予約できます。
空席を探すには、ANA特典航空券用の空席カレンダーを利用すると便利です。
国・地域とクラスを選択すれば、カレンダーから空席を探せますよ。
どこに決まるか楽しみながら旅先を見つけてくださいね。
【Q&Aまとめ】ANAの特典航空券についてよくある疑問・質問を紹介
最後に、ANAの特典航空券を予約・利用するときによくある質問を紹介します。
片道利用やアップグレードなど、知っておけば得する内容ですよ。
気になる質問をチェックしてくださいね。
- ANA特典航空券でよくある質問
いつからANA特典航空券を予約できる?
ANA特典航空券は片道だけでも予約できる?
シーズンによって特典航空券のマイル数は変わるの?
予約済みの特典航空券をアップグレードできる?
特典航空券でストップオーバーできる?
特典航空券でフライトマイルやプレミアムポイントは貯まる?
特典航空券の空席をカレンダー検索できる?
まとめ
ANAの特典航空券について、特徴や使い方、予約できないときの裏ワザなどを解説しました。
人気路線なら予約が取りにくいので、早い段階から計画を立てるのが得策だとわかりましたね。
最後に、特典航空券を使うなら覚えておきたい内容を、5つにまとめてもう一度振り返ります。
- 特典航空券の予約開始は国内線が年2回、国際線が355日前
- 特典航空券の変更は無料・キャンセルは3,000マイルかかる
- 電話予約は手数料がかかるのでANAサイトからの予約がおすすめ
- ANAの提携航空会社の特典航空券も予約できる
- 特典航空券の空席はカレンダー検索が便利
これらの内容を理解しておけば、ANA特典航空券の予約・利用がスムーズにできますよ。
ANAマイルの使い方として、最もお得な方法といえる特典航空券をぜひ使ってみてくださいね。
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